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日本初の赤絵の技法を開発し、その「柿右衛門様式」を現代に伝える由緒ある窯元。素地の余白を活かした明るく繊細で絵画的な構図を特徴とする色絵磁器は、華やかで美しく、世界中の人々を魅了し続けている。脇にはしだれ桜があり、例年4月中旬に見ごろを迎える。

【所在地】

佐賀県西松浦郡有田町南山丁352

【開催場所】

柿右衛門窯

平安末期からこの地を領有していた松浦党有田氏の城址。築造の年代は定かではないが建保6年(1218年)が有力。松浦党の始祖とされる源久の孫栄が有田郷を与えられたことに始まり、元和元年の徳川幕府による一国一城令により唐船城は廃城となった。現在でも本丸跡、狼煙台跡などが残っており、八重桜の名所としても知られている。4月中旬頃にはシャクナゲ・ツツジとの響演を楽しめる。

【所在地】

佐賀県西松浦郡有田町上山谷

【開催場所】

山田神社（唐船城跡）

「秘色の湖（ひそくのうみ）」と呼ばれた湖面の美しいダム。周囲の山々にはたくさんの樹木が、四季おりおりに湖面を華麗に彩る。その景色の守り神のように立っているのが彫刻家古賀忠雄制作の乙女のブロンズ像で、そばに戦後日本詩壇の旗手といわれた山本太郎の詩碑がある。周囲の遊歩道をたどると四季折々の自然を満喫でき、春の桜や秋の紅葉の美しさは格別。春はエメラルドグリーンの水面と桜との鮮やかなコントラストが美しい。

【所在地】

佐賀県西松浦郡有田町白川

【開催場所】

有田ダム

年間を通して、黒髪山の登山の出発地としても人気のエリア。古来より霊場として知られる黒髪山を中心に奇岩や巨岩などダイナミックな景観を楽しむことができる。ダムを一周する一方通行の道路脇に桜の並木が続く。

【所在地】

佐賀県西松浦郡有田町広瀬山2286

【開催場所】

竜門ダム

応神天皇を主神とし、敷地の中には、陶祖 李参平碑もあるやきものの神様。建立は1658年頃といわれている。神社には、有田焼の大鳥居や狛犬、大水瓶、玉垣などが並び、やきものの町ならではの風情に触れることができる。神社の境内を走る線路に沿って桜並木が続き、春は美しい桜の景色を楽しむことができる。

【所在地】

佐賀県西松浦郡有田町大樽2-5-1

【開催場所】

陶山神社

ドイツ・ドレスデンのツヴィンガー宮殿を再現した有田焼のアートギャラリーがある公園。ツヴィンガー宮殿と200本の桜並木、それに菜の花の黄色のじゅうたんが広がる。

【所在地】

佐賀県西松浦郡有田町戸矢乙340-28

【開催場所】

有田ポーセリンパーク

歴史と文化の森公園は、1996年（平成8年）の世界炎の博覧会のメイン会場となった公園。炎の博記念堂のある丘を桜並木がぐるっと囲んでいて見ごたえがある。噴水広場にある、故岡本太郎氏の遺作のモニュメント「花炎」は公園のシンボルとして圧倒的な存在感を放つ。

【所在地】

佐賀県西松浦郡有田町黒川1788

【開催場所】

歴史と文化の森公園 炎の博記念堂

やきもの専門の美術館。肥前地区の陶磁器をはじめ、九州各地の陶磁器、現代陶芸作家の作品が収集、展示されている。中でも古伊万里を集めた蒲原コレクションや江戸時代の有田焼を集めた柴田コレクションは必見。また、屋外にはマイセン磁器でできた25個の鐘があり、美しい音色は、やきものの町ならではの癒しの時を演出してくれる（毎正時演奏）。館を取り巻く桜と、足元のかわいい野の花にも注目。

【所在地】

佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1

【開催場所】

佐賀県立九州陶磁文化館