堀内ゑびすコレクション展「たからぶね ー年の初めの夢うらないー」

大正から昭和初期に再流行した宝船を紹介

宝船は、縁起の良い初夢を願って枕の下に敷いた船の図である。江戸時代には縁起物として社寺で授与され、宝船売りが町中を売り歩いた。近代になると宝船の風習は廃れるが、大正時代に復興し、宝船は“吉夢を願い枕の下に敷く”ことから収集するものになり、頒布イベントや交換会も盛んに行われた。人々の希望が託された宝船の風習と、大正から昭和初期にかけてコレクターアイテムとして流行した宝船を紹介する。