土橋芳次回顧展

短く鮮やかに

甲府市出身の土橋芳次は、伝統的な絵画から離れ新しい感覚を多く取り入れた「山梨モダン」を象徴する洋画家。山梨の自然を詩情豊かに捉え、鮮やかな色彩と新しい感覚による風景描写を得意とし、文展にも多くの作品が入選している。惜しくも1938年に若くして亡くなったが、その短い生涯で残した作品は今も県内を中心に親しまれている。