春季展　銘をたのしむ

日本の美しい言葉を茶道具と共に

茶道具の中にはその作品のテーマのような銘がつくものがある。花や風景といった季節をあらわすものから、その作品ゆかりの地名や場所、人物名など様々な銘が見られる。作品が呈す釉の色合いや造形そして背景などから着想し、茶人や所蔵者または作り手自らが風流な銘をつけてきた。茶の湯の世界において銘で表現された日本の美しい“言葉”を、作品と共に紹介する。銘づけた先人の趣きを楽しもう。