私風景:植田正治のまなざし

日常をテーマとした植田の「風景写真」

今回の展覧会タイトル「私風景」は、“風景の光景”と呼ばれるシリーズ（1979～83年）の一部を、植田がカメラ雑誌に発表した際に使用した言葉。その誌上で植田は次のように記している。「写真にはテーマが大切、といわれる。私にとっては、“日常”そのものがテーマだからことさら気負わなくても、これでいいのだ、とおもっている。」。植田の世界観を見に行こう。